定年退職後に認知症リスクが高くなる理由と『読書』を趣味にするすすめ。

趣味

定年後に増えた自分の時間を利用して趣味を広げている方へ本記事では『読書』をおすすめする理由とそのメリットについてお話させていただきます。

定年後の趣味といえばウォーキングやテニス、水泳など体を動かすアウトドア系のものから映画鑑賞や手芸、最近ではゲームなどインドア系のものまでその種類は多岐に渡ります。

今回の記事では、インドア系の趣味の中でも鉄板である『読書』についてクローズアップします。

特に男性はビジネス書を読む機会はあっても小説などを手にしたことがなく読まず嫌いな方が多いと思います。

書籍さえ購入すれば簡単に始めることの出来るインドア系の趣味『読書』

昨今のコロナ渦による外出自粛を機に読書にハマる方も増えていますのでこの機会にご興味を抱いてみてはいかがでしょうか。

定年退職後に認知症リスクが高くなる理由

定年後は毎日通勤する必要が無くなり運動不足になるうえに人との会話が激減し、コミュニケーションを取る機会が無くなります。

定年直後は何もすることがなく、どうしても一日中ぼーっとテレビを見る日が続いてしまいますよね。

このようなことが引き金で考えたくはないことですが定年退職をして認知症になるリスクが高まるのはご存じでしょうか。

定年退職したことにより急速に運動不足になり、人と話すことが減り急に考えることが少なくなり頭を使わなくなることが認知症リスクを高めるのです。

定年退職後の認知症予防対策

定年退職すると体も頭も使う機会が激減し、認知症のリスクが高まるということはお分かりいただけたかと思います。

運動不足に関してはご本人さえやる気があればウォーキングやハイキング、ダンスなど比較的簡単に解消する手段があります。

一方、頭を使うにはどうしたらよいか。

認知症の予防になるような脳の活性化に良いとされるものはいくつか挙げられます。

頭を使うもの、例えば手芸、将棋、囲碁、資格取得勉強、楽器演奏など『考える』要素があるものが良いとされています。

認知症予防の趣味に『読書』がおすすめな理由

数ある認知症予防になる趣味として中でも今回クローズアップしたいのが『読書』です。

読書はただ活字を読んでいるだけなので「たいして頭を使わないのでは?」と思うかもしれませんが読書には脳にとってメリットしかありません

読書は脳の活性化に効果がある

小説を読んでいると活字を読み進めていくと同時に脳はその活字からその小説の世界を自然と想像します。

例えば登場人物の容姿、ストーリーに出てくる建物や情景、更には登場人物の心情などただ読み進めるだけで無意識に活字から脳が次々に想像されていきます

この『想像する』は認知症予防になる脳の活性化によいとされています。

脳を活性化させるラジオ聴取と同じ効果も

脳の活性化にはラジオを聴く習慣を付けると良いと昔から言われていますよね。

ラジオを聴き続けることが脳の活性化に効果があるということは今まで各検証、研究の結果でも明らかにされています。

中でもラジオで聞く天気予報は最も脳の活性化にいいと聞きます。

天気の情報と地図のない状況で想像した日本地図を脳が関連付ける作業を行うので注意力と創造力が同時に作用する為です。

この原理で考えると読書も活字を注意深く読み、同時に色々なことを想像するのでラジオ聴取と同じ効果が見込めるということです。

集中力や記憶力を維持できる

読書をする時は環境を整えてから始めますよね。

読書をしている時間だけはその世界に入りたいのである程度、一人になれる時間が必要です。

こうした環境作りをしたうえで読書をしている時間は自然と集中していますので読書を続けることにより集中力が身につきます。

また、小説のストーリーは続いていますので過去に読んできた内容は脳が記憶しながら読み進められます。

これにより読書を続けることで意識せずとも記憶力が身につきます。

元々集中力も記憶力もあった方も定年退職後は急なコミュニケーション不足によりその力は衰えていきます。

読書をするということは貴方の集中力や記憶力を高いレベルで維持させてくれるはずです

経済的且つ自分のペースで出来る

趣味といえばお金が掛かるものです。

しかし読書の場合は自分の読みたいと思う本の購入費用のみで済みますので趣味としては経済的です。

また、読書は基本的に一人で行うものなので自分の気が向いた時に好きなだけ出来るので自由気ままな趣味と言えるでしょう。

人が集ってやるような趣味はコミュニケーション不足の解消になりますが、時間や人間関係にも拘束されることもあります。

経済的且つマイペースで行えるので趣味の一つとして読書をすることはおすすめです。

手始めにどんな小説がおすすめ?

あまり読書をしたことがない方はどんな小説を選んだらいいか分からないものです。

小説は基本的にタイトル買いといって表紙やタイトルに興味を持ったものを選ぶ買い方もあります。

その他、本屋さんの店頭に並んでいる新刊コーナーで選んだり、話題性のある小説を買ってみるのも良いでしょう。

読書初心者の方に個人的におすすめしたいのは映画化された小説を選ぶことです。

特に自分が見たことのある映画や好きな映画は、原作ではどのように描かれているのか興味深いものです。

最後に読書を続ける秘訣をお伝えしたいことがあります。

一度購入した本は途中で飽きても最期まで読んでみることです。

最期まで読むことによってストーリーが全て繋がります。

読書は貴方の生活において今まで縁のなかったものかもしれませんがこれを機に一冊手に取ってみてはいかがでしょう。

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