『終活』を始める時期はいつ?老後ゆっくり過ごす為にやっておきたいこと。

生活

貴方にとって終活は何ですか?『終活』と聞くとちょっとネガティブな気分になるかもしれませんが残された家族の為、且つ美しい人生の終わり方をする為にポジティブに実は進んで取り組む方が増えています。

終活と聞くとまず思い浮かぶのが遺言書の作成や葬儀やお墓の準備です。

そんなのまだ先の話だし、そもそもまだそんなことを考えたくないと思うでしょう。

しかし最近では終活に対しての考え方が多様化し、『終活はシニア世代だけが行うもの』という固定概念はなくむしろ早い人で40代から始める方もいらっしゃいます。

その背景には体力的にも精神的にも動ける時期にやるべきことをやっておきたいという考えがあるようです。

『終活』は最期を意識するものではない

誰しもが人生の最期は出来るのならば美しく終わりたいものです。

先程、終活はシニア世代だけが行うものではないと申し上げましたがその通りです。

年齢に関係なくどんなかたちであれ人はいつ人生の最期を迎えるかは分からないのです。

寿命による最後だけなく、交通事故や急病にかかる場合もあります。

なので終活は全ての年齢の方が行ってもいい活動なのです。

若い世代が早くも終活を行っているのは人生の最期を意識するというよりも、いつ何が起こっても残された家族に出来るだけ負担を掛けないようにしているのです。

また終活は自分の人生のエンディングです、終活をすることは一つの美学とも言えるでしょう。

終活の種類は?何から始めればいいのか

終活に対する考え方が固執していると終活自体が嫌になって何も手をつけたくなくなります。

誰だって自分の最期の為に積極的に動くことは出来ません。

しかし終活とは万が一自分に何かがあった時に残された家族が困らない為、また、人生の最期は出来るだけ美しくありたいと考え、その為に行うものだと考え方を変えるとポジティブに取り組めるのではないでしょうか。

終活の種類で代表的なのは遺言書の作成や葬儀、お墓の用意です。

また、遺言書のように法的効力はないものの家族に伝えておきたいことを書く『エンディングノート』の作成も終活の一つです。

エンディングノートの作成は自分で自由に書けますし、更新も出来ますので終活の中では取り組みやすいかもしれません。

エンディングノートを書き始めると意外と家族に伝えたい内容が多く、作成して良かったと実感出来るものになるはずです。

特に普段家族に言えない感謝の気持ちなどを書き記しておくと良いと思います。

相続税はどこに相談すればいいか

相続税については税務署や国税局電話相談センターに無料で相談出来ます。

しかし相続性の節税対策を望むのなら費用はかかりますが税理士に相談することをおすすめします。

一言に税理士と言っても得意不得意分野があるので相続税に強い税理士を抱えている税理士事務所を探して相談するとよいでしょう。

遺言書の作成は誰に作成してもらうか

遺言書は公正証書というかたちで作成する公正証書遺言書を作成する必要があります

遺言者が公証人の面前で遺言の内容を口述し、それに基づき公証人が作成する遺言書ですので法的効力を持ちます。

ご自身で作成する方もいらっしゃいますがどこかに頼む場合は、基本的には法律のプロである弁護士に依頼して作成します。

なお、公正証書遺言書は弁護士の他、司法書士、行政書士、税理士も作成を依頼出来ます。

お墓について

生前にお墓を用意することで残された家族のお墓選びや手続きの負担を減らすことが出来るのは言うまでもありません。

また、お墓の種類も多様ですので残された家族の管理のことなどを含めて総合的に考えてどんなお墓にするか考える時間を取れるのは生前にお墓を用意するメリットでもあります。

近年では少子化の影響でお墓の承継者が不足し、今まで主流だった一般墓にする方が減ってきています。

管理のしやすい納骨堂のニーズが高まっていますのでご家族と話し合いの場を設けてみてはいかがでしょう。

整理整頓も立派な終活

終活の目的は人それぞれあると思いますが、中でも自分の為の終活を意識してみてはいかがでしょう。

例えば今、人生の最期が訪れたとしても思い残すことはありませんか?

遺言書による相続割合や財産の指定はもちろんですがもっと個人的なことです。

例えば

「押入れの奥に隠したあれ、処分しておけばよかった・・・」

「家の中に隠してある大金、誰かに気付いてもらえるだろうか」

「家の外も中もあんなに物で溢れかえって恥ずかしい。片付けさせるのが申し訳ない」

何もせずに最期を迎えると残された家族に見られたくない物を見られたりすることもあります。

普段から身の回りの整理整頓を行うことも言い換えれば終活の一部なのです。

終活で忘れがちな『断捨離』

エンディングノートも作成したし、遺言書、葬儀、お墓の手配も済ましたからこれでとりあえず一息つける・・と思いきや

家の中にあるたくさんの『物』の断捨離を忘れてはいけません。

物は出来るだけ生活に必要な物だけを残し、今まで趣味で集めた物や不要品となっているものは処分しておきましょう。

要るものと要らないものに分けて要らない物を処分することを断捨離といいますが、これがなかなか出来ない方が多いのです。

断捨離も終活の一つです。

残された家族としては残された物を処分するのにもお金が掛かりますし、遺品整理に頭を悩ませてしまう可能性もあります。

出来るだけ物は残さないよう、所有物はスマートにしておくとよいでしょう。

いかがでしたでしょうか、今まで『終活』というワードに対して興味が無かった方も少し身近に感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

冒頭でも申し上げましたが終活はシニア世代だけではんく、若い中年世代も近年では積極的に取り組んでいます。

逆にある程度の終活を終えてから老後の生活をゆっくりと過ごす考えにシフトしてきているのではないかと思っています。

中でも断捨離は終活の一部ですが家の中がすっきりするメリットもあります。

ご自身の取り組みやすいことから始めてみてはいかがでしょう。

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