ネットやアプリを利用して部屋探しの負担を大幅軽減!元不動産営業が推奨するアナログとデジタルを融合した上手な部屋探し。

借主向け

アパートやマンションの部屋探しで失敗したくないのならいきなり不動産屋さんに出向くのではなくまずはネットで物件を検索してみましょう。この記事ではなぜ先に不動産屋さんに行くと失敗するのか?その理由と基本的な部屋探しのコツについて順序よくご説明します。

初めてお部屋を探す方はもちろん、アパートを借りたことがある方も部屋探しをするときのご参考にしていただけると幸いです。

不動産屋が全ての物件を紹介しない理由

例えあなたの条件に近い物件がたくさんあっても不動産屋さんではその全ての物件を紹介してもらうことはないでしょう。

部屋探しをしている本人からしてみれば条件を細かく指定してしまうと物件が限られてしまうのでなるべく緩い条件で探して多くの物件を紹介してもらいたいのが本音ですよね。

その紹介された多くの物件の中から比較検討して納得のいく部屋探しをするのが本来の理想型であり、私もそう思います。

しかし多くの不動産屋さんはお客さんの部屋探しの条件に近い物件が仮にたくさんあってもその全ての物件を紹介することはありません。

なぜなら多くの物件を窓口で紹介してしまうとお客さんが迷ってしまって決められないからなのです。

不動産屋さんが紹介する物件は3~5物件程度

来店されたお客さんに条件を聞いて不動産屋さんが窓口で紹介する物件は3~5物件程度が一般的です。

それ以上物件を紹介してしまうとお客さんが目移りして迷ってしまうからです。

普通に考えれば部屋探しというのは物件に迷ったり目移りするのは当然だし何もその日に決めなくてもいい、むしろ情報収集に不動産屋さん巡りをした方がいいでしょう。

しかし不動産屋さん目線でお話すると来店客と接客したら基本的にはその日に物件を決めてもらって申込み手続きまでさせたいのが本音でありそれが基本的な目標になっています。

だから成績のいい営業マンが来店客に紹介する物件は3~5物件なのに対して、成績の上がらない営業マンは親身になりすぎて良かれと思いたくさんの物件を紹介します。

後者の営業マンに当たればたくさん物件を紹介してもらえますがほとんどの不動産屋さんの営業マンは数字に追われていますので紹介してもらえる物件は基本3物件、最大で5物件程度と思っていただいて間違いありません。

不動産屋さんの営業マンは契約数はもちろん、お客様の応対数に対してどのくらい契約が取れるのかの率も評価時に問われるのでいかにその日に申込みがもらえるかだけを考えているのです。

物件の内見は無料でも・・・

不動産業界では物件の紹介と物件案内(内見)はセットと考えられています。

なぜなら物件資料を渡すだけだとそのお客さんは再び戻ってくる確率はかなり低いから。

逆にお客さんを物件案内すれば成約する確率はかなり上がるからです。

賃貸物件を一度でも契約した経験がある方なら分かると思いますが内見前と内見後の営業マンの食い下がり方がまるで違うと感じるはずです。

それもそのはず無料とはいえ、時間と労力、ガソリン代という経費を使って物件を案内するので基本的にはタダでは帰せないという気持ちが湧いてしまうのが不動産屋さんの本音です。

それに部屋が実際にどんな感じなのか一目見たかっただけなのに期待以上の丁寧な案内や説明をしてくれるので営業マンに対して「このまま帰るのも悪い気がする・・」という感情が湧いてしまうもの。

物件内見後の帰り車の中では感想や申込営業のトークに絶えつつ不動産屋の事務所に到着してお茶をご馳走になった上で「検討しますので今日は帰ります」と言いづらい雰囲気がかなりあるものです。

決して冷やかしではないものの、やっぱり他の不動産屋さんの物件も見てみたいですよね。

検討するという言葉に嘘偽りはないのですがなんとなく帰る時は後味の悪い思いをされることもあるでしょう。

それに物件を案内された不動産屋さんからはその後何度か「どうでしょうか?」と営業電話がかかってくるので不動産屋さんを3つ4つ梯子するすると物件を決めるまでしょっちゅう営業電話がかかってくることになります。

自分のペースで部屋探しするコツ

新しい生活を気持ちよくスタートするには部屋探しも気持ちよくしたいものです。

そこで長く不動産業界にいた私がもし部屋探しをするならこうするだろうなっていうことを書きたいと思います。

自分の条件を抽出

不動産屋さんに行ってから条件を考えるようでは自分の納得のいく部屋探しは出来ないし不動産屋さんのいい餌食になってしまいます。

まずは自分の条件を明確化し抽出しましょう。

条件や理想は色々とあるでしょうけれども部屋探しにおいて理想は捨てて条件だけ考えるのがポイントです。

例えば私なら交通手段と家賃です。

仕事に電車を使うならば通勤は毎日の事なので駅徒歩何分圏内までなら許容範囲なのかを明確化します。

そして家賃も共益費や管理費といったものも含め月額総額でいくらまでなら出せるかという上限を決めます。

条件はいくつも考えると物件が限られてくるのでこの段階では自分の譲れない条件だけを1つ2つ明確化することが良いでしょう。

インターネットで物件検索

条件が決まったら不動産屋さんに行かずにまずはその条件でインターネットで物件検索を行います。

使う媒体はアットホームやスーモ、ホームズなど掲載物件が多い媒体でいいです。

この作業を行うことで自分の住みたいエリアの家賃相場感が養えますし、物件をネット上で見るだけでも目が肥えてきます。

イメージ的には中古車探しと一緒です。

最初はよく分からない車種でもその車種をカーセンサーなどで見ているとお店による販売価格の違いや走行距離数や状態による販売価格の違いが分かるようになっそのうちその車種の相場感が分かるようになります。

そのイメージで色々なサイトでたくさん物件を見てください。毎日見ていれば1週間~10日間くらいで物件を見る目が養われます。

掘り出し物件の探し方

アットホームやスーモ・ホームズなど有名サイトをしばらく見ていると「この物件は別のサイトで見たことあるな」と気づき始めます。

不動産屋さんよりは多くのお客さんに物件を見つけてもらおうと複数のサイトに物件を掲載するのでそのようなことはよくあります。

また、同じ物件を複数の不動産屋さんが募集していることも分かるでしょう。

ここまで来るとその時点であなたの条件内でヒットする物件はいくつかに絞られているはずです。

この物件を見たいと不動産屋さんへ行く前に、他に掘り出し物のような物件はないか探してみましょう。

ここで言う掘り出し物件とはまあまあいい物件なのに有名サイトに掲載されていないから人目につかない物件を言います。

この掘り出し物件を抱えているのは町場の不動産屋さん(個人や少数で経営している不動産屋さん)が多いですよ。

なぜ有名サイトに掲載されていないかというと掲載料(広告費)を抑えているからなのです。

有名サイトに物件を登録するには1件あたり〇〇円といった掲載料がかかってくるので掲載物件が少ない小さな不動産屋さんは大量掲載による掲載料の値引き交渉が出来きずにいるケースもあります。

ではどうやって物件を募集しているかというと、アパートに直接入居者募集看板を貼ったり自社ホームページで物件募集を行ったりしています。

もし掘り出し物件を探したいなら面倒でもあなたの住みたいエリア+不動産屋で検索して各不動産屋さんのホームページ上の賃貸物件情報もチェックしてみましょう。

あれだけ見て廻った有名サイトでは見たことがない物件に出会える可能性もあります。

自分ペースでの内見方法

インターネット検索を使って数ある物件の中から自分の納得のいった物件をネット上でいくつかに絞れたら今後はリアルに部屋の内見をします。

普通の方は部屋の内見から部屋探しが始まるでしょうが、私の場合はもはやこの部屋の内見は物件を決めるための最終確認です。

内見時はネット上の写真では確認出来ないようなところを確認します。

例えばその賃貸物件に住んでいる人の属性を駐車されている車で判断したり、洗濯物で判断、ゴミ捨て場が綺麗か汚いか、共用部分は私物が散乱していないかなどでおおよその住人の属性や人柄が分かります。

可能であれば営業マンに男性と女性どちらが多く住んで居るかなどプライバシーの許す範囲で教えてもらえるなら教えてもらいます。

その他に近所の雰囲気や駐車場の枠の広さ、当然ながらメインの窓は南向きなのかどうなのかなどを確認します。

それで「自分ペースでの内見」はどうやってやった方がいいのか、これは簡単です。

基本的には内見を希望する物件名を元に募集している不動産屋さんに電話して現地集合、現地解散での内見をお願いするのです。

「時間が無い」のと「休みがなかなか取れない」という理由付けをしてでも部屋探しを隙間時間でやっている風に話せば大丈夫です。

不動産屋さんに行って車で物件まで案内されると内見後、また営業マンと一緒に帰ってこなくてはならないし事務所に戻ってからも営業トークを聞かないといけないなんてもし物件が気に入らなかったらお互い時間の無駄ですよね。

現地集合・現地解散なら「ん~・・ちょっと考えます。」と言ってその場で退散しやすい。これは私も過去にやられたことがありますが現地集合・現地解散なら労力もそこまでかからないので別に嫌な気持ちにはならなかったですよ。

以上のことが私がもし物件探しをするなら行う方法ですね。細かく書けばもっと細かく書けますが今回はあくまで概要ということでお許しください。

ポイントは無知のまま不動産屋さんに出向かないこと・しっかりと勉強して物件を見る目を養って家賃相場を頭に入れておくこと・内見は出来れば現地集合・現地解散にすることです。

便利なサイトは活用してみよう

でもちょっと現地集合・現地解散は気が引けてしまうなんて方は最近私が注目しているサービスを使ってみてはいかがでしょう。

オヘヤゴー(サービスサイト)

最近私が個人的に注目しているサービスはまずはOHEYA GO!(オヘヤゴー)というサービスサイトです。

このサービスを使う最大のメリット不動産屋さんの同行無しで物件の内見を出来るサービス

利用方法はオヘヤゴーのサイトへアクセスして内見したい部屋が見つかればカレンダーから自分の都合のいい日と時間帯を選ぶだけです。

しかも成約時の仲介手数料は半月分になるというご褒美つきなので掲載物件に気に入ったものがあればこちらを利用しない手はありません。

このサイト(オヘヤゴー)について私なりに使う場合のメリット・デメリットをあげてみることにしました。

オヘヤゴーを利用するメリット

メリットは言うまでもなく、不動産屋さんの同行なしでお部屋の内見が出来ることです。

これにより自分の好きな時間、都合で部屋の内見をマイペースで見ることが可能となり何よりも不動産屋さんの営業圧力がないのが魅力です。

オヘヤゴーを利用するデメリット

2019年9月から始まったサービスなので全国区で見るとまだまだ物件掲載数が少なく選べる物件の数としては少ないと感じました。

また、物件が掲載されていても内見の予約が取れない物件もあるので全体的にはまだまだこれからといった感じです。

オヘヤゴーの総評(2020年7月時点)

このサービスは不動産屋さんの募集物件が不動産屋さんの同行なしで内見出来るところが最大の魅力でその需要は今後伸びていくでしょう。

不動産業界からすると押しの営業をかける機会が減ってしまうので痛いところではありますがその反面、部屋探ししている本人は気兼ねなくたっぷりと部屋を内見することが出来るので納得のいく部屋探しが出来ます。

物件掲載数は今後全国区を目指して拡大中とのことですが首都圏に関しては結構物件数も増えてきたので試しに利用してみてはいかがでしょう。

イエッティー(無料アプリ)

次に気兼ねなく部屋探し出来るという点でイエッティーという無料アプリ。

このアプリはわざわざ不動産屋さんを廻って情報収集しなくても探している部屋の希望や条件を登録しておくことでそれに見合う物件情報をスマホに届けてくれるものです。

対面して不動産屋さんと話す必要もなく連絡方法もチャットなので自分の興味のある物件が届いた時に自分の好きなタイミングでチャットで会話出来るのがいいところですね。

もちろん紹介された物件がいまいちならばその旨を伝えて次の物件紹介の機会を待つだけなので部屋探ししている人も不動産屋さんもお互い手間が省けていいのではないでしょうか。

イエッティーを利用するメリット

個人的に感じた最大のメリットはチャット形式でのやりとりなので不動産屋さんの担当者に情が湧かないところがいいですね。

何回も物件を紹介してもらってもなかなか決まらないと何となく不動産屋さんの担当者に「悪いな・・」と気が引けちゃう時ありますよね。

でも自分で頻繁にネットで物件を探すのも結構大変だから予め希望や条件を登録しておくことでスマホに物件情報がリアルタイムに届くシステムは納得のいく部屋探しをしている方にとってはとてもありがたいシステムだと思いますよ。

イエッティーを利用するデメリット

唯一のデメリットといえば紹介出来る物件は今のところ東京近郊(首都圏)の物件なのでそれ以外の地域で部屋探しする場合は利用出来ないところです。

また、紹介してくれる物件原則家賃6万円以上の物件のようですが東京近郊(首都圏)の物件ともなれば家賃は6万円以上となるのは仕方ありません。

イエッティーの総評(2020年7月時点)

部屋探しをする時は予め自分で複数の物件掲載サイトで情報収集するのが基本ですが、掲載物件は正直毎日更新されていて昨日募集していた物件が今日は満室になっているということがしばしばあります。

また、いい物件ほど問い合わせが多く募集開始から入居者が決まってしまうまでの期間が極端に短いのです。

複数サイトを自分で見ることは相場感を養う為に必要なことですが、いい物件をいち早く見つける目的でいえばそれこそ毎日目を通さなければなりません

その点、イエッティーに希望条件を登録さえしておけば後述のいい物件をいち早く見つけるどころか、その物件をスマホに通知してくれるので首都圏で部屋探しをするなら登録しておいて損をすることはありません

また、紹介された物件に興味が無くても不動産屋さんと対面していないのでチャットで普通に「この物件は興味がありません」と気兼ねなく自分の考えを伝えることが容易です。

部屋探しツールの一つとしてスマホにアプリを落としておきましょう。

今は何をするにしてもインターネットが役に立つ時代になりました。

部屋探しについても大まかな情報収集はほぼインターネットで完結するので上手に使って余計な労力を省くことが出来ます。

一方インターネットの情報だけでは分からない情報や隠れた情報を見抜く力も問われますのでアナログ的な方法で確認することも忘れてはいけません。

納得のいくよい部屋探しが出来ることをお祈りしています。

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