精神的にきついと言われている職種の一つである営業職。しかし職人やクリエイター、アーティストなどのように手に職付ける職種とは違って営業職という職種はどれだけ長く頑張っても将来何も残ることはありません。
営業職とは
営業職の方にとって今回の記事はちょっと衝撃的というかマイナスな表現をしてしまい申し訳ありませんでした。
しかし営業職というのはただ頑張るだけでは人生において無駄な時間を費やすことになりかねません。
何を隠そうまさに私がそうだったので間違いはありません。今回はそうならない為に若い営業さんにお伝えしたいことを記事にしました。
会社の商材をお客様に購入してもらう為に商材をおすすめするのが営業職の仕事です。
言い方は悪いですが営業職とは会社の歩く広告・宣伝のようなものです。
例えばあなたがA会社の営業をしていてAシャンプーを勧める営業職だったとします。
あなたは10年頑張ってAシャンプーの営業を続けても身につくものはAシャンプーに関する商品知識のみです。
商品知識以外に『営業スキルが磨かれる』とかあるかもしれませんが、あえてシビアな言い方をするならばそれは自己満足に過ぎません。
営業職とは単に会社の歩く広告・宣伝であり、会社からしてみれば極論、営業をしてくれるのはあなたじゃなくても別にいいのです。
だから会社に対する使命感や責任感はほどほどにしましょう。
とはいえ仕事は収入の為にやらなければなりませんから、営業職は仕事はほどほどに、それよりも将来の自分の為になるようなことを意識して毎日を過ごすことをおすすめしたいです。
真面目に頑張ってきたのに振り返ったら『何も残らなかった』とならないよう
今、最も辛い時期を過ごしているあなたへ伝えたいこと
私は未だに若い時期に営業職をやっていたことが正解だったのかどうか自分の中で答えは出ていません。
営業職をやっていて、今たしかに言えることは『きつかった』ことくらですかね。
あのまま自分の力で営業職から脱出出来なかったら今頃はどうなっていたのか?
ボロボロになって精神的に病んで働けない状態になっていたのか、それとも出世を続けその会社で役員まで昇りつめていたのか・・ふと考える時があります。
ブラック企業の営業職としてあの頃苦しんでいた私は今、当時とは全く予想もしない環境で穏やかな日々を過ごしています。
何を言いたいのかと言うと
今、会社が嫌で嫌で仕方ない、毎日がつまらない、負の無限ループの中に居るなどといった人生最悪の時間を過ごしている方でも、今その状況、同じ状況が永遠に続くことはないです!
今はとても辛い時期かもしれませんが遅かれ早かれ、いずれの状況が変化したり急に終わりを迎える日が必ず来るのです。
あなたはとても今辛い時期を過ごしている真っただ中かもしれませんが、私もそのような時期を過ごしてきました。
お気持ちお察し致しますので「がんばれ」とは言いませんが、確実にその状況が終わる時が来るのでどうか絶望的にならないでください。
とは言え、私は絶望的な日々を過ごしていました。そんな日々を乗り越えていく為には昨日より今日、今日より明日と小さなことでも良いので何かしら希望を持って過ごすことが大切です。
誰でも辛い時期ってあるのですね。ちなみに具体的にどのような希望を持って過ごせばいいのかアドバイスをいただきたいです!
分かりました。辛い時期にこそ明日へどんな希望を持って過ごすことがいいのか私の経験談も含めてお話したいと思います。今回は世間話のようなお話になってしまいますのでコーヒー片手にリラックスして流し読みしてくださいね。
毎日辛くても『希望を持つ』ことの大切さ
毎日嫌な会社へ行き、毎日嫌な上司と顔を合わせ、毎日嫌なことを言われ、毎日嫌な仕事を繰り返す。
こんな毎日を過ごしていていませんか?
この状況に陥ると完全に負のループです。
毎日がつまらない、つまらないけどこの状況からすぐに抜け出すことも出来ずまるで奴隷にでもなってしまったような気分になります。
この状態になったらあなたはマイナス思考気味なので考え方を変える必要があります。
考え方を変えるとは、まず『毎日が同じことの繰り返し・・・』ではない!と自分に言い聞かせるのです。
毎日が同じことの繰り返しということは、自分自身も毎日何も変わらず何も成長していない、すなわち今の状況が変わることはないという思考に陥ってしまうことになるのです。
その思考を壊す為に、毎日に夢や希望を持つのです。
基本的に昨日の自分よりも今日の自分、今日の自分よりも明日の自分と本当に小さなことでもいいので夢や希望を持ち続けたり成長を意識することが大事なのです。
つらいときこそスキルアップする意義
今、辛い時期なのにスキルアップのために勉強なんてする状況ではない。そう思うのは仕方ありません。
しかし何もしないと、何も変わらないです。
結局じぶんを変えるのはじぶん自身なのです。
毎日つらい日々をただ過ごすのではなく、つらい時間の合間を縫って少しずつでも勉強してスキルアップしてみませんか?
その小さな積み重ねが知識となり自分を成長させてくれます。
それは仕事関係のことでもいい、自分の興味のある資格勉強でもいい、ビジネス書を読むだけでもなんでもいいのです。
マンガ版の本もおすすめですよ
読書が苦手な私でもこれなら読めそうです
とにかくちょっとでも勉強や読書をすることによって昨日の自分よりも今日の自分を成長させることです。
つらい時は立ち止まってもいいのです。でもほんの少しずつでも自己成長を意識してみましょう。
苦にならない程度でいいので、これを続けることによって自分の中の何かが変わってくるでしょう。
希望がないときほど宝くじを買い続ける意義
宝くじの高額当選して人生一発逆転してみたいと思いませんか?
少量でも宝くじさえ買えば、高額当選する権利を得ることができます。
とはいえ、宝くじを1枚購入して高額当選する確率は約1,000万分の1の確率と言われており、人が長い人生の間で落雷に遭い死亡する確率よりも高いと言われています。
宝くじなんて当たる気がしないのでお金の無駄遣いになりませんか?
そう思うのが普通です。でも私の知人は宝くじを買い続けて100万円当選しました人が居ます。
え~!宝くじって当選することあるんですね。
どんな時でも夢や希望を持つことは大事です。
「夢も希望もない」と悲観してしまう気持ちは分からなくもないです。しかし宝くじが当たったら嬉しいですよね?
もし高額当選したら会社を辞めてとりあえず自由になろうと思いませんか?
それは立派な夢であり希望です。
「会社に行きたくない」と思いながら会社に行く毎日をどうやったら抜け出せると思いますか?
もちろん転職を検討することが現実的ですが、宝くじに高額当選してもこの毎日から抜け出すことができますよね。
何を伝えたいのか、簡単に言うと何もしなければ今の状況は絶対に変わらないということです。
しかしどんな小さなことでも、非現実的なことでも、何かアクションを起こせば0から1になるのです。
もし宝くじの高額当選したら会社辞めて自由になりますよね?これが希望です。
もちろん、宝くじ以外にも希望を見出せることはほかにもたくさんあります。
悲観しすぎずに、じぶんなりに「こうなったらいいな」とか、「こうなりたいな」と思えることを考えて、それを叶えるためには今なにをしたらいいのか考えて実際に行動してみることが大切です。
ん~たしかに宝くじ当選して会社を辞めることになればノルマに追われない人生を送れるから夢のような話ですね。駄目もとでも試しに購入してみます!
そうです。何事も最初から無理だと思ってはいけませんよ。
嫌いな営業まわりを人脈づくりに利用する
あなたがもし営業職ならば今のうちにたくさん人脈を広げることをおすすめします。
営業職は会社という狭い世界から抜け出して色々な人と出会う機会が最も多い職種です。
営業職をやりながら人脈を広げるコツってありますか?
そうですね、私は既に取引のある顧客や顔見知りになったお客様から広げることを意識していました。
人脈を広げるということは自分の可能性を広げることに繋がります。
一人のお客様から家族、親戚、友人、知人と仕事を紹介してもらえる可能性もありますし、会社役員や経営者と知り合うことでいい条件でスカウトされる可能性も広がっていきます。
この可能性は、事務職にはない営業職だけに与えられたいわば特権のようなもの。
営業職は辛いこともたくさんありますが、その分やり方さえ工夫すれば普通に働いている人より何倍ものスピードで人脈を広げることが出来きるのです。
会社から行かされるのではなく、自分で行きたいと思えるようなセミナーや集まりに積極的に参加することで将来自分に有益になりそうな人との出会いもあります。
人脈を広げることは面倒だと思っている人も多いと思いますがそれは違います。
面倒になるのは面倒な人と面倒な付き合い方をしてしまうからです。
人脈は仕事が楽に取れるようになるし転職する時には人脈が広いと重宝されるし、経営者になったら人脈はとても心強いものとなります。
職場での人間関係でさえうまくいっていないのにこれ以上、人付き合いを増やしたくないのですが・・・
付き合いたくない人とは付き合わなければいいのです。人脈というと難しく考えてしまうので『顔見知りを増やしいく』というスタイルで考えた方が気が楽になると思います。
相手がどういう人なのか分からないから深く付き合いたくないという考えは、相手も同じだと考えてください。
友達作り感覚で人脈を広げていきましょう。
仕事の為に人脈を広げるというよりも、自分の可能性を広げる為に人脈を広げることを意識することがポイントです。
「起業なんて自分には縁がない」と思っている人ほど開業準備をする
起業ですか?!自分なんて全く縁がない話だと思いますが・・・
でしょうね、でもあくまでそれは『今』の話ですよね。先のことは誰にも分かりません。
人生において『絶対』はありません。
今は忙しく毎日仕事に行くだけで疲労困憊なのに起業なんて考えたこともない。
職場の給料は安定しているし同僚や上司はいい人ばかりだからこのままでいい。
そう思っているかもしれませんが人生における節目を迎える時にふと立ち停まり、「このままでいいのだろうか」と考える時が必ず到来します。
そしてこの時のあなたを取り巻く環境や状況によってそれは転職がいいのか、起業がいいのかを選択することになるでしょう。
例えば起業をする時に必要なのはお金です。
開業資金のことでしょうか?ちなみにいくらくらい必要になりますか?
事務所や店舗を構えるような業種だと1,000万円ほど必要になります。
ひえ~!1,000万円は無理ですね。給料だけで生活しながらそんなに貯めることは無理そうです。
そうですね、家庭を持っている場合はもっと厳しいでしょう。なので多くは開業時に金融機関から開業資金を借りるのです。
なるほど、金融機関から借りてそのお金で開業するパターンが多いということですね。
とはいえ計画性のない人や自己資金がない人はお金を借りることが出来ません。
金融機関は誰でも開業資金の融資をするわけではありません。
例えば未経験の業種で開業する場合は売上げが見込める確実な見込みがない場合をのぞき開業資金を借りることは出来ません。
また、貯金がない、あっても10万円程度という人は『計画性がない人』とされて開業資金を借りることは出来ません。
開業資金の融資の話についてはここではしませんが、簡単に言うと勢いで独立したり思い付きで開業を考える人にはお金を貸せないのです。
金融機関は開業資金を出資するのではなく融資するのです。
融資とは返済義務のあるものなので貸し倒れリスクのある人にはお金を貸すことは出来ないのです。
そりゃそうですね、10万しか持ってない人に1,000万円貸す気にはなれないですよね。
まだ経験豊富で顧客も既にたくさんいる業態で独立開業するならまだしも未経験の業態で貯金もないと言われれば金融機関は開業資金を貸さないでしょう。1,000万円の融資を受けたいならせめて10%~20%の自己資金は必要です。
100万円~200万円ならばなんとか用意出来そうですね。それは通帳を見せて証明するのですか?
その通りです。ちなみに一時的に借りたお金をポンと自分の口座に入れてもそれは『見せ金』なので自己資金として認められませんよ。
開業資金の融資申込みにおいて自己資金として認められるものは自分の力でコツコツと貯めてきたお金のみとなります。
自己資金を多く見せようとして一時的に借りてきたお金を口座に入れてもそれは自己資金として認められません。
親からもらったお金は自己資金として認められますか?
認められますが申告が必要ですし、贈与税が発生します。また、借りた場合は借用書を見せて今後本当に返済していくのなら自己資金として認められます。
自己資金については話し始めると長くなるので『この場合は自己資金として認められるのか』ということについてはご自身で勉強してみてください。
さてここでは何を伝えたいのか話を戻しますが、あなたが独立開業を選択した時に開業資金を金融機関から借りやすくする為に今からでも準備しておくことがあります。
それは貯蓄専用に通帳(口座)を作り、その口座に毎月1万でも2万でもいいので預け続けることです。
今は開業する気がなくても10年後に気が変わり開業したくなるかもしれません。
もし毎月1万円でも口座に入れ続けていれば年間12万、10年後には120万円コツコツと自己資金を貯めた実績が作れます。
このようにして貯めた自己資金は立派な自己資金として認められ、融資を受けやすくなります。
今は独立開業する気がなくても、10年後のことなんて誰も分かりません。将来の可能性や選択肢を広げる為にコツコツと自己資金の実績作りをすることをおすすめします。
やがて来るかもしれない開業時期に向けて準備することは毎日のモチベーションにも繋がります。
何より『自分が経営者になったら』あんなことをしたい・こんなビジネスアイディアがある・事務所はどんなオフィスがいいだろうなど夢や希望が膨らみます。
最初は自分が開業なんて有り得ないと思っていても、色々と考えるうちにいつの間にか本当に開業に向かって進んでいくことだって十分にある話ですよ。
例え会社を開業しなかったとしても貯蓄はあなたにとって良いことしかありません。
ぜひ開業準備という名目で貯金を始めてみることをおすすめします。
今の会社にこだわるな!働く会社はたくさんある
私が後悔していること。それは今思えばとても貴重な20代~30代前半を全てブラック企業で過ごしてしまったことです。
そもそも当時は自分が働いている会社がブラック企業だということさえ気付くことができませんでした。
私が当時勤めていた約15年の間にある元同僚は、転職を2回繰り返し独立開業して会社経営者になりました。
何が言いたいか分かりますか?私が無駄に過ごした15年の間に元同僚は2回の転職で着実にスキルアップし、ついには会社経営者になったのです。
転職を積極的におすすめするわけではありませんが、過去の私のように将来のことを何も計画せずに一つの会社に勤め続けると結局何も残らなかったと後悔することがあります。
営業ノルマがある・上司が厳しい・休日返上当たり前の会社に約15年勤めて私が得たものは名ばかり役職と周りの同情だけです。
「もしあの時に他の会社に転職していれば人生変わっていたかも」と思うことは今でもありますね。
ちなみに会社経営者になった元同僚が転職する時には私は内心、「2年でこの会社を辞めて転職するなんて早すぎる」と上から目線で思っていました。
しかし私と元同僚の15年後の姿は、未だブラック企業の犬と、会社経営者です。
辛抱や我慢をして一つの会社に勤め続けても結局何も残らないことを痛感しましたね。
だから今若い方に伝えたいのは、『転職は逃げではない』ということ。
むしろ転職する理由が『今の会社が嫌だから』という理由で全然いいと思います。
結局我慢したって今の会社に何も保障されないのなら転職して新たな可能性を探すほうがいいですよね。
それに今は転職サイトに登録しておけばスカウトされたり企業の方から面接のお誘いなどもあるようですね。
「毎日がつまらない」と投げやりになるのではなく、例えば転職サイトに登録さえしていればいい話が来るかもしれないですし、自分にとって有益な情報を得られるかもしれません。
ぜひ『希望を持つ』意味でもあなたの可能性を広げる為、他の会社へも積極的に目を向けることをおすすめします。
はい、いかがでしたでしょうか?今回は私の個人的な世間話みたいになってしまいましたが伝えたいことは伝えられたと信じています。ちょっとポイントをおさらいします。
〇辛く先が見えない毎日もずっとその状況が続くことは絶対にない
〇昨日の自分より今日の自分、今日の自分より明日の自分と成長し続ける
〇本当に小さなことでいいので夢や希望を持ち続けることが大切
嫌だなって思うと本当に嫌な毎日になってしまいますよね。
そうですね、私がそうだったからこそ今辛い時期を過ごしている方には夢や希望を持って過ごしてもらいたいです。心より応援しています。