ちょっと今の上司は気が合わない・苦手だ・もしかして嫌い?自分の中の上司の位置付けが分からない時ってありますよね。無理な時は異動願いを出したり転職をしていいと思いますがその日が来るまでは我慢して耐えなくてはなりません。そんな境遇の方へ記事を作成しましたので宜しければご参考にしてみてください。
上司のいいところを探す
「この上司、嫌いかも」そう思ってしまうと人間は、その人に対してマイナスな感情が働き、どんどん嫌いになってしまいます。
上司を嫌いと思うと上司の悪いところばかりを探すようになり、やがて嫌いなところだらけの上司となってしまいます。
やがて上司に嫌な言動を言われたり嫌な態度をとられなかったとしても「どうせまた嫌なことを言うんじゃないか」と勝手に思い込み、嫌悪感情が沸いてくるようになります。
朝、上司と顔を合わせる時はいつも負の感情が働いてしまいます。
あなたの上司に対するイメージが悪くなっているので防御反応が働いて自然と負の感情が沸いてしまうのですね。
あなたが上司を「嫌いかも」とか「苦手かも」と思ってしまった理由が許しがたいものであれば別ですが、まだそうではない場合は一度上司に対する負の感情を少しだけ抑えて冷静になってみませんか?
上司も人間です。あなたと同じように母のお腹の中から生まれ、幼少時代があり、あなたと同じように人生を歩んできた人間です。
今はたまたま、あなたとの上司と部下という関係上、うまくコミュニケーションを取れなくてあなたに嫌われてしまっているかもしれないけど上司を一人の人間として観察した時にもしかしたらいいちころが一つや二つあるかもしれません。
そう言われると上司に対しては人間としてではなく、あくまで「上司」としての評価しかしていなかったような気がします。
職場なので仕方ないですよ。無理にとは言いませんがあなたの上司にいいところを探してみてはいかがでしょう。
職場の上司にかかわらず人間は人の悪いところはすぐに見つけることが出来ますが、逆に人のいいところって探さないと見つからないものです。
もしあなたの上司に対しての感情が「嫌いかも」「苦手かも」とまだ半信半疑の状態である場合は、逆に上司のいいところを探してみましょう。
思わぬ発見で人間として上司として見る目がいい意味で変わることもあります。
2人きりの時は上司に仕事の話をさせない
上司と二人きりの時が耐えられません!ただでさえ苦手な上司なのに出来れば一緒に居たくないです。
たしかに。そのお気持ちよく分かります。私も嫌だったので二人きりの時は仕事の話はなるべくさせないようにしていましたよ。
嫌いな上司と一緒に居る時間ほど苦痛な時間はないですよね。
なぜ苦痛なのかって、上司自体が苦手であったり嫌いな感情があるからかもしれませんが、一番の理由は仕事の話をするからですよね。
特に営業さんの場合、成績が悪い時は上司と会いたくないものです。ましてや上司と二人きりの空間なんて地獄です。
なので、2人きりの時は上司に仕事の話をさせない会話を自分から作りましょう。
シーン。と黙っていると上司は話題がないので仕事の話を始めてしまうので自分から頑張って話題を振りましょう。
上司に話題を振る?何を話したら分かりません・・・。
最初は話題を考えるのは難しいかもしれませんね、参考になるか分からないですが私が上司と話した仕事以外の話題を例に挙げてみましょう。
上司とプライベートな話をする
まだ上司との関係が浅い時に深いプライベートな話をするのはお互い抵抗があるでしょうから、プライベートに関する軽い質問形式で話題を作ります。
例えば、休日は何をしているのか・朝ごはんは家で食べてくるのか・朝ごはんはパン派かお米派か・スーツはどこで買っているのか・など上司が答えやすい内容がおすすめです。
軽い質問から始めてその返答に対して「ちなみに私は〇〇なんですよね」とか必ず返してあげることが会話を続けるコツです。
普段は仕事の話ばかりなので逆にあなたから仕事以外の話を振ってあげることで上司も新鮮な気持ちになり、会話が弾むかもしれません。
仮にそういう空気になればあなたは楽になると思います。
上司に、あなたと話すときは仕事の話よりプライベートな話をしていた方が楽しいと思われることが狙いです。
私は当時の上司とはそれに成功し、二人きりの時は仕事の話はさせませんでしたよ。仕事の話はほんのわずかで、あとは恋愛話や芸能人のこと、車やバイクの話などで持ち切りでした。
え~想像付きません!友達じゃないですか!
友達みたいな感覚だと敬意が欠けてしまうのでイメージ的には地元の仲良くさせてもらっている先輩のようなイメージですかね。話題はフランクでもリスペクトの気持ちを持って会話することがポイントです。
なるほど、何となくイメージ沸きました。
『上司とプライベートな話をする』ということはハードルが高いと思われがちですがコツを掴めば簡単です。
コツは最初はどんな人に聞いても差し支えのない簡単な質問形式で話題を振ることです。
人によっては聞かれたくないこともあるでしょうから、朝ごはんの話など鉄板系の質問から始めることです。
そしてもう一つのコツは例え興味がなくても興味深々に聞くことです。
興味津々に聞くと相手は気持ちよくなります。会話を続けるコツでもあり営業職ならば必要なテクニックですよ。
更には上司の返答に対して「ちなみに私は・・」と自分のことも話す。
そしてその後に続けて一言二言、続けられれば会話は成り立ちます。
例えば、朝ごはん何食べたのですか?→パンですか、そうなのですね、私は〇〇でした。ちなみにいつもパンが多いですか?など、質問して終わりではなく、更に一言二言付け加えるといいでしょう。
上司の悩みを聞く
プライベートな話も自然と出来るようになれば上司からの信用を得ることもあります。
上司から人間として信用されると時として上司から悩みや相談を受けるようにもなります。
例えばおすすめの店はないかという相談から、恋愛話や家族の話まで上司の方から相談されるようになるのです。
何かを相談された時はあなたを頼っている証拠です。こういう時は真摯に話を聞いてあげたり、自分なりの考えでいいのでアドバイスや情報提供をしてあげることで上司のあなたに対するイメージはかなりアップします。
なんだか心理学のような話になってきましたね。
はい、営業マンだった当時は上司・営業業務・クレームなど考えることが多く相当病んでいましたので心理学系の本は結構読みましたからね。たぶん自然に私の行動要素になっていることは間違いないです。
何か人に相談をする時は弱っている時が多いので、そんな時に助けてあげたり親身になり寄り添ってもらうとその人に対してプラスの感情が生まれます。
一般的にはプラスの感情を持った人間に対して雑な扱いは出来ません。
上司の失態やミスをカバーする
また、上司も人間です。
時には失態やミスをしてしまう時があります。
失態までははなくても上司が立場上してはいけないミスを犯してしまった時にカバーしたりフォローしたりして上司を助けてみてはいかがでしょう。
上司がミスをしたら復讐まではいかなくても内心「ざまあみろ」と思ってしまいそうです。
そこをちょっと我慢して助けたり手伝ってあげてみるといいと思いますよ。いやらしいかもしれませんがそういう時に恩を売っておきましょう。
職場では上司と部下の関係があるので普段は上から目線で接してくるのは当然ですが、自分が失態やミスを犯した時、それは上司が弱っている時です。
先程もお話しましたが、上司が弱っている時に助けてあげるとあなたに対してプラスの感情が沸きます。
特にお手本となるべき上司が失態やミスをした場合は立場がないので、そんな時に手を差し伸べてくれたら素直に嬉しいと思うはずですよ。
手伝うことがなければ上司のプライドを傷付けない程度の声掛けやフォローでも十分だと思います。
確かに上司がしたミスをフォロー出来れば少なくとも自分が同じミスをした時に過度に責められることはないですね。
嫌じゃなければ一度試しに飲みに行く
ところで上司と飲みに行ったことはありますか?
いや、上司と2人で飲みに行ったことはないですね。
この話の最後に嫌じゃなければ上司と二人で飲みに行く機会があったら一度は行ってみることです。
そして、上司が飲みの席で話す話題は仕事の話が中心なのか、仕事以外の話が中心なのかを実際に確認してみましょう。
仮に仕事以外の話が中心であなたが楽しいと思えるのならば無礼講とまではいかなくてもちょっと足を崩して話してコミュニケーションを取るのも上司対策の一つの手段です。
ちなみに私が当時上司だった人と2人で飲みに行った時は普段のイメージとは全く違うお茶目な人でした。飲んでみないと分からない上司もいるんですよ。
仕事の話は抜きにして、ざっくばらんに色々な話が出来ると上司とのわだかまりや誤解が溶けたりして思い詰めていたものが頭から消えることもあります。
また、飲みの席でお互い良い時間を共有したことにより上司との距離が近くなったような気がして職場での上司の本音と建前が理解出来るようになります。
お酒が入るとポロっと本が出ますからね。自分の中でストレスとなっていた上司に対する疑問なんかを直球で質問しやすい雰囲気があるのも飲みの醍醐味です。
なるほど!職場ではピリピリしているので話しやすい雰囲気があるのはありがたいですね。でも一度上司と飲みに行くと頻繁に誘われそうで不安です。
ははは、そうですねでも基本は上司がお金を出すのでお財布事情的にもそんなに頻繁には誘えないのが上司側の心理です。あとは上手に断る練習もしておいた方が良さそうですね。
あ、もうこんな時間ですね。今回は少し私が話し過ぎてしまいまして失礼致しました。今回はこれで話を終わりにしたいと思いますのでポイントをおさらいしてみましょう。
〇上司の嫌なところではなく、いいところがないか探してみる
〇上司と二人きりの時は仕事の話をさせず、プライベートな話題で盛り上げる
〇上司の悩みや相談には真摯に向き合ってみる
〇上司が失態やミスをした時は恩を売るチャンスである
〇上司と飲むとわだかまりや誤解が溶ける場合がある
上司を毛嫌いしたり避けるのは簡単かもしれませんが職場の雰囲気が悪くなるし、あなたがそんな態度だと上司も同じ態度をとります。心に少し余裕がある場合は今回お話した内容の中で一つや二つ、実践してみてはいかがでしょう。